UUIDD

Section: System Administration (8)
Updated: July 2014
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名前

uuidd - UUID 生成デーモン  

書式

uuidd [options]  

説明

uuidd デーモンは UUID ライブラリによって使用され、 UUID (universally unique identifier: 汎システム的に他とは重ならない識別子)、 特に時刻ベースの UUID を生成する。 多くのスレッドが別々の CPU で UUID を取得しようとした場合でも、 生成はセキュアで一意性が保証されるやり方で行われる。  

オプション

-d, --debug
uuidd をデバッグモードで実行する。uuidd をデーモンとして実行しないようにする。
-F, --no-fork
二重 fork を使ってデーモン化を行わない。
-k, --kill
現在 uuidd デーモンが実行中の場合、kill する。
-n, --uuids number
実行中の uuidd にテストリクエストを発行する際に、 number 個の UUID を一括のレスポンスとして返すようにリクエストする。
-P, --no-pid
pid ファイルを生成しない。
-p, --pid path
pid ファイルが書かれるパス名を指定する。 デフォルトでは、pid ファイルは /usr/var/run/uuidd/uuidd.pid に書かれる。
-q, --quiet
失敗メッセージを抑止する。
-r, --random
実行中の uuidd デーモンへの接続を試みて uuidd をテストする。 さらに乱数ベースの UUID を返すようにリクエストする。
-S, --socket-activation
ソケットを作成しないが、それ以外は、呼び出し元プロセスに 提供される。 このオプションは --no-fork--no-pid を暗黙のうちに指定する。 このオプションは systemd(1) と一緒に使うことのみを意図している。 これは設定オプションで有効にする必要がある。
-s, --socket path
このパス名を unix ドメインソケットとして uuidd に使わせる。 デフォルトでは、使用されるパス名は /usr/var/run/uuidd/request である。 このオプションは主としてデバッグ目的であるので、 パス名は libuuid ライブラリにハードコードされている。
-T, --timeout number
number 秒間、無反応である場合、uuidd を終了させる。
-t, --time
実行中の uuidd デーモンへの接続を試みて uuidd をテストする。 さらに時刻ベースの UUID を返すようにリクエストする。
-V, --version
バージョン情報を表示して、終了する。
-h, --help
ヘルプ画面を表示して、終了する。
 

デーモンを起動して、42 個の乱数キーを表示して、デーモンを終了する。

uuidd -p /tmp/uuidd.pid -s /tmp/uuidd.socket
uuidd -d -r -n 42 -s /tmp/uuidd.socket
uuidd -d -k -s /tmp/uuidd.socket
 

著者

uuidd デーモンは Theodore Ts'o <tytso@mit.edu> によって書かれた。  

関連項目

uuid(3), uuidgen(1)  

入手方法

uuidd デーモンは util-linux パッケージの一部であり、 Linux Kernel Archive から入手できる。


 

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関連項目
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Time: 14:15:11 GMT, February 04, 2021