WALL

Section: User Commands (1)
Updated: August 2013
Index Return to Main Contents
 

名前

wall - ログインしているすべてのユーザにメッセージを送る  

書式

wall [-n] [-t timeout] [-g group] [message | file]  

説明

wallmessage 、または file の内容、または標準入力の内容を現在ログインしているすべての ユーザの端末に表示する。 このコマンドは、79 文字より多い行を折り返す。 また、79 文字より短い行は空白を追加して、79 文字にする。 このコマンドは、各行の終わりにキャリッジリターンと改行を必ず付ける。

スーパユーザだけが、メッセージを拒否しているユーザや自動的に メッセージを拒否するプログラムを使っているユーザの端末にメッセージを 送ることができる。

起動したのがスーパユーザか、プログラムが suid か sgid でない限り、 ファイルからの読み込みは拒否される。  

オプション

-n, --nobanner
バナーを表示しない。
-t, --timeout timeout
timeout 秒後に端末の書き込めない場合に諦める。 timeout は正の整数でなければならない。 デフォルトの値は 300 秒であり、端末をモデム線で実行していた昔の時代の時間である。
-g, --group group
group 引き数で定義されるメンバーグループに限定してメッセージを表示する。 引数はグループ名または GID である。
-V, --version
バージョン情報を表示して、終了する。
-h, --help
ヘルプを表示して、終了する。
 

注意

wdm のようなセッションでは、 utmp(5) ut_type データの始めに ':' 文字を wall からのメッセージとして受け取らない。 これはエラーを避けるために行われる。  

関連項目

mesg(1), talk(1), write(1), shutdown(8)  

履歴

wall コマンドは Version 7 AT&T UNIX で初めて実装された。  

入手方法

wall コマンドは、util-linux パッケージの一部であり、 Linux Kernel Archive から入手できる。


 

Index

名前
書式
説明
オプション
注意
関連項目
履歴
入手方法

This document was created by man2html, using the manual pages.
Time: 12:59:35 GMT, July 31, 2019