WRITE

Section: User Commands (1)
Updated: March 1995
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名前

write - 別のユーザにメッセージを送る  

書式

write user [ttyname]  

説明

write は、あなたの端末入力行を他の端末に送ることで、 他のユーザとのコミュニケーションを可能にする。

write を使ってメッセージを書くと、指定されたユーザは次のような 書き出しで始まるメッセージを受け取る:

Message from yourname@yourhost on yourtty at hh:mm ...

この後の行は、1 行入力するたびにその内容が相手の端末にコピーされる。 もし相手が返事をしたいと思ったら、その人も write を実行して同じようにメッセージを送る必要がある。

メッセージを送り終わったら、ファイルの終り文字か割り込み文字を入力する。 相手には、通信の終りを表す EOF が表示される。

他のユーザからのメッセージを拒否したいときは (ただしスーパユーザからのメッセージは拒否できない)、 mesg(1) を使う。 nroff(1) や pr(1) といったコマンドは自動的に書き込むのを拒否するので、 あなたの出力は上書きされない。

2 つ以上の端末にログインしているユーザにメッセージを送りたい場合には、 どの端末にメッセージを送るかを、 write の 2 番目の引き数で指定することができる。 端末名を指定しなければ、もっともアイドル時間の短い端末が選択される。 事務所でログインしたままになっているユーザが、今は自宅からモデムで ログインしている場合などは、これによって正しい端末が選択されるだろう。

write コマンドで人とやりとりする時には、次のようなプロトコルが使われてきた。 行末の `-o' あるいは、`-o'だけの行は、あなたが話す番ですよ、という意味であり、 `oo'は、会話を終りにしましょうという意味になる。  

関連項目

mesg(1), talk(1), who(1)  

履歴

write コマンドは Version 6 AT&T UNIX から登場した。  

入手方法

write コマンドは、util-linux パッケージの一部であり、 https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux/ から入手できる。


 

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Time: 12:30:09 GMT, August 02, 2019