device ファイル名 (例: /dev/sda1) で指定できる。また、LABEL、UUID で "LABEL=volume-name" または "UUID=uuid" (例: LABEL=home または UUID=e40486c6-84d5-4f2f-b99c-032281799c9d) のように指定できる。
ジャーナリングファイルシステムを使っている場合、 ファイルシステムを強制的にチェックするマウント回数を ファイルシステムごとにちょっとずつ変えておけば、 すべてのファイルがいっぺんにまとめてチェックされるのを 避けることができる。
マウント回数に依存したチェックを完全に停止してしまうなら、 その影響を慎重に考えておくべきである。 ディスクドライブ、ケーブル、メモリの故障やカーネルのバグによって、 マークされたりエラーが出ることもなく、ファイルシステムが破壊されることもあり得る。 ファイルシステムにジャーナリング機能を使っていると、ファイルシステムに 壊れたというマークが付けられることは 絶対にない ので、 通常ジャーナリングファイルシステムはチェックされない。 この場合でも、カーネルがファイルシステムエラーを検知すれば、 次のブート時に fsck が実行されるが、 この時点ではデータ喪失を防ぐにはもう遅すぎるかもしれない。
時間に依存したチェックを行う -i オプションも参照すること。
警告: クリーンにアンマウントされなかったファイルシステムに対して ジャーナルを一度もリプレイしないまま、 その外部ジャーナルをファイルシステムから切り離してしまうと、 重大なデータ喪失やファイルシステムの破壊をもたらすかもしれない。
-c (マウント回数に依存しない)、または -i (時間に依存しない) チェックを有効にして、ファイルシステムの定期的な e2fsck(8) でのフルチェックを有効にすることを推奨する。そうしないと、(ディスク、ケーブル、メモリの故障や、カーネルバグによる) ファイルシステムの破損が知らされず、最終的にデータの喪失や破損につながる。