RFKILL

Section: System Administration (8)
Updated: 2017-07-06
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名前

rfkill - ワイヤレスデバイスの有効化と無効化をするツール。  

書式

rfkill [options] [command] [id|type ...]

 

説明

rfkill はワイヤレスデバイスのリスト表示、有効化、無効化を行う。

コマンド "list" の出力形式は推奨されず、後方互換のためにのみ管理されている。 何もコマンドが指定されない場合、またはオプション --output が使われた場合、 新しい出力形式のデフォルトになる。

デフォルトの出力は変更される可能性がある。 可能な限り、スクリプト内ではデフォルトの出力を使わないべきである。 固定した出力が必要な場合、その環境では --output オプションとカラムのリストを使って、期待する列を常に明示的に定義する べきである。

 

オプション

-J, --json
JSON 出力形式を使う。
-n, --noheadings
ヘッダ行を表示しない。
-o, --output
表示する出力カラムを指定する。 利用可能なカラムのリストを取得するには、--help を使うこと。
--output-all
全ての利用可能なカラムを出力する。
-r, --raw
生の出力形式を使う。
--help
ヘルプを表示して、終了する。
--version
バージョン情報を表示して、終了する。
 

コマンド

help
ヘルプを表示して、終了する。
event
rfkill イベントをリッスンして、標準出力に表示する。
list [id|type ...]
全ての利用可能なデバイスの現在の状態をリスト表示する。 このコマンドの出力形式は推奨されない。「説明」のセクションを参照 すること。 block または unblock を設定する前に、 list コマンドを id または type スコープで適切か否かをチェックするのは良い考えである。 特別な all タイプ文字列を指定すると、全てにマッチする。 複数の id または type 引き数を指定することができる。
block id|type [...]
対応するデバイスを無効化する。
unblock id|type [...]
対応するデバイスを有効化する。 デバイスが、例えばハードウェアスイッチで、ハード的にブロック されている場合、ソフト的にブロック解除することはできない。
 

rfkill --output ID,TYPE
rfkill block all
rfkill unblock wlan
rfkill block bluetooth uwb wimax wwan gps fm nfc  

著者

rfkill は元々 Johannes Berg と Marcel Holtmann によって書かれた。 コードは、その後 Sami Kerola と Karel Zak によって、util-linux プロジェクトのために修正された。

このマニュアルページは Darren Salt によって、Debian プロジェクトのために書かれた (他でも使えるかもしれない)。  

関連項目

powertop(8), systemd-rfkill(8), Linux カーネルドキュメント  

入手方法

rfkill コマンドは util-linux パッケージの一部であり、 Linux Kernel Archive から入手できる。


 

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関連項目
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Time: 09:56:01 GMT, April 29, 2020