LSNS

Section: System Administration (8)
Updated: December 2015
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名前

lsns - 名前空間をリスト表示する。  

書式

lsns [options] [namespace]

 

説明

lsns は現在アクセス可能な全ての名前空間、または指定された namespace の情報をリスト表示する。 namespace 識別子は i ノード番号である。

デフォルトの出力は変更される可能性がある。 可能な限り、スクリプト内ではデフォルトの出力を使わないべきである。 固定した出力が必要な場合、その環境では --output オプション を使って、期待する列を常に明示的に定義するべきである。

--type オプションに net を指定した場合に表示される NSFS カラムは特別であり、複数行のセルを使う。 オプション --nowrap を使うと、"," 区切りの 1 行の表示に切り替わる。

lsns は /proc ファイルシステムから直接情報を読み込むので、 root 以外のユーザーには不完全な情報が返される点に注意すること。 現在の /proc ファイルシステムは共有されず、PID 名前空間に影響される (詳細は unshare --mount-proc を参照すること)。 lsns はプロセスのない永続化名前空間を参照できない。 この名前空間のインスタンスは、/proc/pid/ns/type への bind マウントによって保持されている。

 

オプション

-J, --json
JSON 出力形式を使う。
-l, --list
リスト出力形式を使う。
-n, --noheadings
ヘッダ行を表示しない。
-o, --output list
表示する出力カラムを指定する。 全てのサポートされるカラムのリストを取得するには、 --help を使うこと。

list+list の形式にすることで、 カラムのデフォルトのリストを拡張できる (例えば、lsns -o +PATH)。

--output-all
全ての利用可能なカラムを出力する。
-p, --task pid
指定した pid のプロセスが保持する名前空間のみを表示する。
-r, --raw
生の出力形式を使う。
-t, --type type
指定された type の名前空間のみを表示する。 サポートされるタイプは、 mnt, net, ipc, user, pid, uts, cgroup である。 このオプションは 2 回以上指定できる。
-u, --notruncate
カラムの文字列を切り詰めない。
-W, --nowrap
カラムで複数行の文字列を使わない。
-V, --version
バージョン情報を表示して、終了する。
-h, --help
ヘルプを表示して、終了する。

 

著者

Karel Zak <kzak@redhat.com>

 

関連項目

nsenter(1), unshare(1), clone(2), namespaces(7)

 

入手方法

lsns コマンドは util-linux パッケージの一部であり、 https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux/ から入手できる。


 

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