UTMPDUMP

Section: User Commands (1)
Updated: July 2014
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名前

utmpdump -UTMP と WTMP ファイルを生の形式にダンプする。

書式

utmpdump [options] [filename]

説明

utmpdump は UTMP と WTMP ファイルを生の形式にダンプする単純なプログラムである。これにより、ファイルを調査できる。 utmpdump は filename が渡されない場合、標準入力を読み込む。

オプション

-f, --follow: ファイルが書き足された時に、追加されたデータを出力する。
-o, --output file: コマンド出力を標準出力ではなく file に書き出す。
-r, --reverse: ダンプの逆を行う。編集したログイン情報を utmp または wtmp ファイルに書き戻す。
-V, --version: バージョン情報を表示して、終了する。
-h, --help: ヘルプを表示して、終了する。

注意

utmpdump は、 utmp または wtmp のエントリが壊れている場合に役に立つ。 utmp/wtmp ファイルを ASCII ファイルにダンプし、壊れたエントリを削除した後、以下のようにして再統合を行う:

: utmpdump -r < ascii_file > wtmp

しかし、 utmpdump はデバッグ目的のみでかかれている点に注意すること。

ファイル形式

バイナリバージョンの utmp(5) のみが標準化されている。テキスト形式のダンプは、将来、互換性がなくかもしれない。

バージョン 2.28 は、 ctime(3) タイムスタンプ形式でテキスト出力をする最後のバージョンである。 UTC-0 タイムゾーンのミリ秒の精度の ISO-8601 タイムスタンプ形式では、もはや書き出さない。以前のタイムスタンプ形式からの変換で、バイナリ形式にできるが、タイムスタンプがタイムゾーンオフセットの分ずれる。

バグ

utmp/wtmp ファイルは入力形式に強く依存しているので、 -r オプションは使うべきではない。このツールは、デバッグ用途のみであり、通常の利用用途には書かれていない。

著者

Michael Krapp

入手方法

utmpdump コマンドは util-linux パッケージの一部であり、 Linux Kernel Archive から入手できる。

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ファイル形式

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Time: 12:25:27 GMT, April 15, 2020