UL
Section: User Commands (1)
Updated: September 2011
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名前
ul - 入力中のアンダーライン生成コードを端末のシーケンスに変換する
書式
ul [options]
[file...]
説明
ul
は、
指定されたファイル (指定されていなければ標準入力) を読み、
アンダーラインを表示すべき部分を、環境変数
TERM
で定義されている端末にあわせてアンダーラインを表示するシーケンスに
変換する。
アンダーラインのシーケンスを決定するために、
terminfo
データベースが読み込まれる。
端末がアンダーライン機能を持たず、強調表示機能を持っている場合には、
強調表示を代わりに使用する。もし端末が二重印字できるか、端末自体に
アンダーラインを扱う機能があるならば、
ul
は
cat(1)
と同じになる。
端末がアンダーラインを扱えない場合は、アンダーラインは無視される。
オプション
- -i, --indicated
-
アンダーラインのかわりに、次の行の当該位置にダッシュ `-' を表示する。
これは、CRT 端末上で
nroff
出力のアンダーラインを見たいときに有効である。
- -t, -T, --terminal terminal
-
環境変数
TERM
を指定された端末タイプ
terminal
で上書きする。
- -V, --version
-
バージョン情報を表示して、終了する。
- -h, --help
-
ヘルプを表示して、終了する。
環境変数
以下の環境変数が利用される:
- TERM
-
TERM
変数は、tty デバイスに対応する、デバイスの端末能力記述
(terminfo(5)
を参照すること) を得るために利用される。
TERM
は、ログイン時に、
/etc/ttys
に指定されたデフォルト端末タイプに設定されるか、
ログイン処理中に、
ユーザによって、そのユーザの
login
ファイルのなかで設定される
(setenv(1)
を参照すること)。
関連項目
colcrt(1),
login(1),
man(1),
nroff(1),
setenv(1),
terminfo(5)
バグ
nroff
は、通常、テキストにアンダーラインを入れるためにバックスペースと
アンダーライン文字を連続して出力する。
ul
は、このカーソルの逆方向への移動の最適化までは行わない。
履歴
ul
コマンドは 3.0BSD から登場した。
入手方法
ul コマンドは、util-linux パッケージの一部であり、
Linux Kernel Archive
から入手できる。
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- オプション
-
- 環境変数
-
- 関連項目
-
- バグ
-
- 履歴
-
- 入手方法
-
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Time: 11:52:49 GMT, July 31, 2019