RENAME

Section: User Commands (1)
Updated: June 2011
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名前

rename - ファイル名を変更する

書式

rename [options] expression replacement file...

説明

rename は、指定したファイル名において expression に最初にマッチする部分を replacement で置き換える。

オプション

-s, --symlink: シンボリックリンクではなく、シンボリックリンクの参照先を変更する。
-v, --verbose: 対象が存在する場合、どのファイルが変更されるかを表示する。
-n, --no-act: 変更を行わない。 --verbose と組み合わせて何が行われるかを見ることができる。
-o, --no-overwrite: 既存のファイルを上書きしない。 --symlink が指定された場合、シンボリックリンクに既存の参照先があるときは、上書きしない。
-i, --interactive: 既存のファイルを上書きする前に尋ねる。
-V, --version: バージョン情報を表示して、終了する。
-h, --help: ヘルプを表示して、終了する。

例

ファイル foo1, ..., foo9, foo10, ..., foo278 を与えると、

rename foo foo00 foo?
rename foo foo0 foo??

というコマンドは、ファイル名を foo001, ..., foo009, foo010, ..., foo278 に変換する。

そして、

rename .htm .html *.htm

というコマンドは、html ファイルの拡張子を修正する。

名前を短くするために空文字列を指定する:

rename '_with_long_name' '' file_with_long_name.*

というコマンドは、ファイル名から部分文字列を削除する。

警告

デフォルトでは名前の変更には安全策はない。安全に使うためには、 --no-overwrite, --interactive, --no-act のいずれかを使うこと。ユーザがファイル名を書き換える権限がある場合、このコマンドは何も質問せずに実行される。例えば、このコマンドを root で /lib ディレクトリで実行した場合、結果はとても強烈なことになるだろう。自分が何をやっているか本当に分かっていない場合、コマンドを実行する前に常にバックアップを取ること。

対話モード

最も標準的なユーティリティとして、rename は端末デバイス (tty と省略される) で正式な方法で使うことができる。行は tty でバッファされ、ユーザ入力を確かめるために ENTER を入力することができる。一方で、tty を cbreak モードにした場合、 rename はプロンプトに応答するのにキー 1 つで済む。 cbreak モードにするには、例えば以下のように実行すること:

sh -c 'stty -icanon min 1; "$0" "$@"; stty icanon' rename -i from to files

返り値

0: すべての rename 操作が成功した。
1: すべての rename 操作が失敗した。
2: 一部の rename 操作が失敗した。
4: なにもファイル名が変更されなかった。
64: 予期しないエラーが発生した。

入手方法

rename コマンドは、util-linux パッケージの一部であり、 https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux/ から入手できる。

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Time: 11:04:32 GMT, July 30, 2019

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名前

書式

説明

オプション

例

警告

対話モード

返り値

関連項目

入手方法

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