環境変数 $MANPATH がすでに設定されている場合には、/etc/man_db.conf に含まれている 情報はそれを上書きしない。
システムのマニュアルページの系列は、通常 /usr 以下に保管されている。例えば /usr/man, /usr/local/man, /usr/X11R6/man などがこれにあたる。
特定の manpath_element からの cat ページは保管したくない場合や、伝統的な位置に保管したい場合には、 catpath_element は省略する。
伝統的な cat の場所は、リードオンリーでマウントされているマニュアルページの 系列下にすることはできない。この理由から、これらの保管場所としては、 任意のディレクトリ系列を指定することが可能になっている (もちろん指定した ディレクトリは有効なものでなければならない)。 Linux FSSTND に従う場合には、 キーワード FSSTND を実際のディレクトリ名の代わりに用いることができる。
残念ながら、システムの man のツリーパスはすべて指定しなければならない。 他のシステムパス (/usr/man/sun のようなもの) やすべての NLS ロケール パス (/usr/man/de_DE.88591 のようなもの) も、それぞれすべて指定する必要がある。
情報は書かれた順に一行ずつ評価されるので、他の系列のサブツリーと なっているような manpath は先に書かなければならない。 さもないと、マッチが正しく行われない可能性がある。 例えば /usr/man/de_DE.88591 は /usr/man より先に来なければならない。
SECTION 1 n l 8 3 0 2 5 4 9 6 7
複数の SECTION が指定されている場合、セクションのリストが連結される。
特定の拡張子 (たとえば 1mh) がリストにない場合、 残りの部分が属するセクションで表示される。 この機能により、ユーザーは特定の順番を強制したい場合にのみ、 明示的に拡張子をリストに定義すればよくなる。 拡張付きのセクションは、通常はメインのセクションに隣接して定義 すべきである (たとえば "1 1mh 8 ...")。
SECTIONS は、この指定の別名として受け付けられる。